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日本を導いた偉人達の軌跡

開国前後から唯一の貿易港であった長崎には、海外からの外国人や諸国からの日本人がやって来ました。外国人が教師となり、日本人を教育したのです。その教師が、カッテンディーケ、ペルスライケン、シーボルト・ドーフ、フルベッキ、レオン・ジュリーヘンリースタウト等であり、生徒が、勝海舟、坂本竜馬、榎本武揚、高野長英、二宮敬作などです。そして、この人達がその後の日本を導いた偉人であり、その思い出の場所を御案内します。

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思案橋
往来者が行こうか戻ろか思案した橋

その昔、長崎の地に丸山という名の遊郭が有り、そこに遊びに行くには相当なお金が必要であった。そこで橋の所で行こうか戻ろうかと思案したそうである。それが思案橋の名の始まりである。坂本龍馬、他、海援隊のメンバーも訪れている。

大徳寺
寺もないのに大徳寺の名が付く公園

大徳寺境内にある県下第一の楠の巨木で県指定天然記念物です。樹齢は約800年で根回り23.35m・目通り幹12.55mもあり、昔このあたりは原始林であり、この巨木はその中の一本だそうです。とにかくびっくりする程大きく一見の価値はあります。明治44年8月永井荷風が、この大徳寺から見た景色を「円形劇場」と言ったそうです。

風頭公園 長崎を見渡す坂本龍馬像
風頭公園(坂本龍馬像)

園内には全国の有志からの募金によって建立された坂本龍馬之像や、地域の歴史を生かしたまちづくりに取り組む「亀山社中ば活かす会」の皆さんが、作家・司馬遼太郎の長崎における足跡の確認と文学顕彰を目的に建立した『竜馬がゆく』文学碑もあり、素晴らしい風景と共に龍馬の世界に触れることができる。

亀山社中跡
坂本龍馬が設立した貿易商社

亀山社中とは慶応元年(1865)、薩摩藩などの援助によって土佐の浪人・坂本龍馬が設立した貿易商社。長崎・伊良林の亀山という場所に同志と組織した日本初の商社のことだ。顔ぶれは長岡健吉、近藤長次郎、陸奥陽之助、沢村惣之丞など龍馬と共に幕末の激動期を生きた志士達。

鳴滝塾(シーボルト記念館)
医学のために貢献

文政6年(1823年)8月10日ドリーヘツステルス号で新カピタン、デ・スチュルレルと共に外科医シーボルトが長崎に来ました。すぐに出島で診療を開始しましたが多くの患者が出島へ入るための手続きがわずわらしいのでオランダ通詞中山作三郎の別荘を借用して開設して医学のために貢献しました。これが鳴滝塾です。シーボルトは熱心に指導を続け、多数の門人に当時最新のロマン派医学を教え多数の最新医療器具を持参しました。

鎮西大社 諏訪神社
「長崎くんち」の大舞台

長崎市民から“お諏訪さん”と親しまれる長崎鎮守の神社は、秋の神事「長崎くんち」の大舞台だ。弘治の頃(1555~57)、信濃の諏訪社から御霊分けされ、当初現在の寺町にある長照寺付近に祀ってあったといわれている(その名残としてこの辺りは現在も諏訪町という)。

眼鏡橋
日本最古のアーチ式石橋

17世紀に興福寺の住職を務めた黙子如定によって架けられた日本最古のアーチ式石橋。石橋と水中に映る石橋が合わさって眼鏡のように見えることから眼鏡橋と呼ばれるようになった。

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