長崎の数ある名所の中でも、是非行っていただきたいお勧めは長崎市内が見渡せる絶景な丘にある、トーマス・グラバーさんが住んでいたグラバー邸です。イギリスの貿易商人であり、人を殺す道具(鉄砲など)を運んで来たため「死の商人」とか「禿鷹の様な商人」などと呼ばれましたが、その後の日本のためにはなくてはならぬ偉大な人だったのです。三菱造船所、高島炭鉱、私設電話、キリンビール、トロール漁業、日本青年(伊藤博文など)の英国留学援助など全て日本初の事柄で、このグラバーさんが教えてくれたのです。グラバー園には、グラバー邸をはじめとして、ゆっくり歩いて一時間かかるほど、いろいろな建物や植物が咲き誇る庭園があります。勿論、グラバーさんと親交があった坂本竜馬コーナーもありますよ。